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4兄弟日記

4兄弟日記

長女

切迫流産を乗り越え、何とかお腹に定着した我が子。

でもやっぱり、産まれるまでは心配で心配でたまらず、
無理はしないように、気をつけていました。

安定期に入ってしばらくして、
出産方法の相談をしました。

先生に、

一人目が帝王切開だったので、今回も最初から帝王切開希望ですか?
それとも、自然分娩を希望しますか?

という事を聞かれ
「できる事なら自然分娩で産みたいです。」と答えました。

先生には

●一度お腹を切っているので、促進剤などを使用して
 急に強い陣痛が来た場合、子宮破裂の危険がある。
 だから陣痛誘発はしない。
 自然に陣痛が来なければ帝王切開になる。

●陣痛が来たら、自然分娩と帝王切開の両方の準備をして
 何か問題が起きた場合、すぐに帝王切開に切り替えられる様にする。
 

という説明を受けました。


そして臨月を迎え、お腹の子も充分育ち
いつ産まれてもいい状態になりました。

臨月に入ってからは検診に行く度に
産道を柔らかくする、とか言う太~い注射をされました。

私も万歩計を購入し、毎日とりつかれた様に歩き回りました。



しかし!!




予定日になっても予定日を過ぎても産まれない・・・。

予定日の一週間前くらいから親戚のおばちゃんが
「まだ?」と毎日欠かさず電話してくるのがうるさかった・・・(T_T)
予定日を過ぎて、私のウォーキングはますます熱が入り
毎日必ず一万歩以上歩き回りました。

検診に行くと、先生も

 「どうする?」

私「・・・・・。」
 
2人で悩んでいました(ーー;)


結局予定日を9日過ぎた日、検診に行ったら
先生に「今日の夕方、入院してください。」と言われました。

産道も充分柔らかくなっているし
すでに子宮口もかなり開いている。

この状態で、これだけ待って陣痛が来ないのは
どう考えてもおかしい。

もしかしたら、子宮にとって陣痛が来ると危ない状態なのかもしれない。
そういう場合、防御反応として体が陣痛を起こさないように
している事があるんですよ・・・。と言われました。


夕方入院して、翌朝まで待って陣痛が来なければ
明日切りましょう、という事になりました。


一旦家に戻り、主人の会社に電話して早退してもらい
シャワー浴びたり荷物をまとめたり、
長男の事を義母にお願いしたりして
夕方、入院する為主人と病院に向かいました。

主人と2人で先生の説明を聞いた後、主人は一旦家に帰りました。


今晩、夕食を食べたら明日から絶食だよ。
しっかり食べてゆっくりしてねー、と
先生に言われたけど、何か緊張してご飯が喉を通らない・・・。
でも、もし陣痛が来れば体力勝負になるだろうし
しっかり食べなくちゃ・・・と、口に押し込む。

その後、剃毛などの処置を受ける。
入院したと聞いて、実家の母や妹が来てくれました。

でも、みんな帰ってしまったら、急に心細くなり
ちゃんと2人の子育てできるのかな、とかいろいろ考えてしまい、
ベッドに入ってもなかなか眠れず、やっとウトウトしたら
陣痛で苦しむ人のうなり声が聞こえてきたり、
ほとんど眠れずに過ごしたのでした。



結局何も変わりなく朝を迎えました。

これで帝王切開決定か~。
まあ仕方ないよね・・・。

手術は午後1時半の予定だったので
主人は11時半頃、病院に来ました。
(でも、もっと早く来てほしかったぞ~(ーー゛))

準備があるので12時半頃、手術室へ。

主人とは手術室の入り口の前で

「それじゃあね。」
「おう。」

 と、かなりあっさりとした挨拶で別れました^^;


手術台の上に仰向けに寝て
看護婦さん達が準備でバタバタしている間
それこそ
「まな板の上の鯉」状態(ーー;)

昨夜あまり寝れなかった為
手術台の上で何度かウトウトしてました。

しばらくしたら先生も来て、
事前に前回は手術の時痛くてパニック状態になってしまった、
と話してあったせいか

「今日は麻酔の専門の先生だから痛くない様にしてくれるよー。
 安心していいからねー。」と言ってくれました。

その内、助っ人の先生達もぞろぞろ来ました。
最初、2人手伝いを頼んで3人でやると聞いていたのですが
その内の1人が、もう1人連れて来たらしく

「すごいよー。Kodebuさん。先生が今日は四人もいるよー。」と先生。

今回は背中からの麻酔も一発でOK。

いよいよ準備が整ってきたようで、
首から足まで布がすっぽりかぶせられました。

一度に目が冴えて緊張・・・。
おまけに麻酔が効いてきたら気持ち悪くなって・・・
「気持ち悪い、戻しそう。」と言ったら麻酔の先生が
何かしてくれたらしく、吐き気が治まってきました。
(麻酔の先生はずっと私の顔の横にいて様子を見ていてくれました。)

「じゃあ始めるよー。」の一言で
前回を思い出し体が硬くなる。

その時誰かが右手をギュッと握ってくれました。

見ると助産婦さんが私の手を握って励ますように頷いていました。
お陰ですごく落ち着きました(泣)

始まってみると麻酔が効いているとはいえ痛い(ーー;)
でも今度こそはしっかり産声をきいてやるー!と耐えていました。

手術を始めれば10分やそこらで赤ちゃんは出てきます。
「今から出すよー。」と声が掛けられ
いよいよだーっと思ったのになかなか産声が聞こえない。

思ったより赤ちゃんが大きくてなかなか出てこないらしく
「うわぁーでかいねぇ~。」などと言いながら
私のお腹をグイグイ押しているのがわかりました。

その内、内臓を引っ張り出される様な感じがして
元気な産声が聞こえました。

横に付いていた麻酔の先生が一足先に見に行って
「元気な女の子だよー。」と教えてくれました。

それから5分程して、きれいに洗って青い布にくるまれた
赤ちゃんを助産婦さんが見せてくれました。

夢にまで見た、初対面の感想は

「で・・・でかい(-_-;) 初々しさがないなぁ。」

・・・でした。

お腹の中に長くいてちょっと大きくなりすぎたんですね。
3900グラム位ありました。
長男は約2800グラム。1キロも違う~^^;




<先生に手術前日、先生に質問したこと>

手術前の説明の時、3人目を出産する事は可能か?

という事を質問しました。

それはお腹を開いてみないと何とも言えない、と
言われました。


前回(一人目の時)の帝王切開時のキズの具合・・・

前回の傷口と内臓がひどく癒着している場合は
これで(2人で)子供は終わりにして下さい、と言われました。

前回、手術をした執刀医の腕が悪い場合、
または、本人が癒着等しやすい体質などが原因になるそうです。

「一人目の時に雑な手術をされてて、お腹を切ると
 腸なんかと傷口が癒着しててすごい事あるんだよ~。」

と言ってました。

やはり病院選びって大切ですね・・・。
でも手術の腕ってこっちじゃわかんないですよね^_^;


ちなみに私は手術中、先生に

「お腹の中、綺麗だよ~、3人目OKだよ。」

と言われ、後から助産婦さんにも

「前回の手術跡、子宮のどこ切ったかわかんない位
 綺麗だったよ。腕のいい先生だったのね。」

と言われました。


前回の総合病院は不信感満々になってしまい
病院を変えたけど、丁寧に処置してくれて
やっぱり感謝すべきですね・・・。


それと陣痛が来なかった理由・・・

あくまで先生の推測ですが、

通常より子宮が薄いと、強い陣痛が来た時
破裂する危険があるので防御反応として
体が陣痛を起こさせない様にする場合がある。

お腹を切ってみたら子宮の中の赤ちゃんが
透けて見えそうな位だったので
もしかしたら、そうかもしれないよ、と
言われました。


だとしたら・・・

大昔なら私はお腹の子とともに・・・\(◎o◎)/!

現代に生まれてきて良かったよおぉ~(T_T)


そして上2人が帝王切開での出産になった為
自動的に3人目からは予定帝王切開での出産となったのでした。








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