長女切迫流産を乗り越え、何とかお腹に定着した我が子。でもやっぱり、産まれるまでは心配で心配でたまらず、 無理はしないように、気をつけていました。 安定期に入ってしばらくして、 出産方法の相談をしました。 先生に、 一人目が帝王切開だったので、今回も最初から帝王切開希望ですか? それとも、自然分娩を希望しますか? という事を聞かれ 「できる事なら自然分娩で産みたいです。」と答えました。 先生には ●一度お腹を切っているので、促進剤などを使用して 急に強い陣痛が来た場合、子宮破裂の危険がある。 だから陣痛誘発はしない。 自然に陣痛が来なければ帝王切開になる。 ●陣痛が来たら、自然分娩と帝王切開の両方の準備をして 何か問題が起きた場合、すぐに帝王切開に切り替えられる様にする。 という説明を受けました。 そして臨月を迎え、お腹の子も充分育ち いつ産まれてもいい状態になりました。 臨月に入ってからは検診に行く度に 産道を柔らかくする、とか言う太~い注射をされました。 私も万歩計を購入し、毎日とりつかれた様に歩き回りました。 しかし!! 予定日になっても予定日を過ぎても産まれない・・・。 予定日の一週間前くらいから親戚のおばちゃんが 「まだ?」と毎日欠かさず電話してくるのがうるさかった・・・(T_T) 予定日を過ぎて、私のウォーキングはますます熱が入り 毎日必ず一万歩以上歩き回りました。 検診に行くと、先生も 「どうする?」 私「・・・・・。」 2人で悩んでいました(ーー;) 結局予定日を9日過ぎた日、検診に行ったら 先生に「今日の夕方、入院してください。」と言われました。 産道も充分柔らかくなっているし すでに子宮口もかなり開いている。 この状態で、これだけ待って陣痛が来ないのは どう考えてもおかしい。 もしかしたら、子宮にとって陣痛が来ると危ない状態なのかもしれない。 そういう場合、防御反応として体が陣痛を起こさないように している事があるんですよ・・・。と言われました。 夕方入院して、翌朝まで待って陣痛が来なければ 明日切りましょう、という事になりました。 一旦家に戻り、主人の会社に電話して早退してもらい シャワー浴びたり荷物をまとめたり、 長男の事を義母にお願いしたりして 夕方、入院する為主人と病院に向かいました。 主人と2人で先生の説明を聞いた後、主人は一旦家に帰りました。 今晩、夕食を食べたら明日から絶食だよ。 しっかり食べてゆっくりしてねー、と 先生に言われたけど、何か緊張してご飯が喉を通らない・・・。 でも、もし陣痛が来れば体力勝負になるだろうし しっかり食べなくちゃ・・・と、口に押し込む。 その後、剃毛などの処置を受ける。 入院したと聞いて、実家の母や妹が来てくれました。 でも、みんな帰ってしまったら、急に心細くなり ちゃんと2人の子育てできるのかな、とかいろいろ考えてしまい、 ベッドに入ってもなかなか眠れず、やっとウトウトしたら 陣痛で苦しむ人のうなり声が聞こえてきたり、 ほとんど眠れずに過ごしたのでした。 結局何も変わりなく朝を迎えました。 これで帝王切開決定か~。 まあ仕方ないよね・・・。 手術は午後1時半の予定だったので 主人は11時半頃、病院に来ました。 (でも、もっと早く来てほしかったぞ~(ーー゛)) 準備があるので12時半頃、手術室へ。 主人とは手術室の入り口の前で 「それじゃあね。」 「おう。」 と、かなりあっさりとした挨拶で別れました^^; 手術台の上に仰向けに寝て 看護婦さん達が準備でバタバタしている間 それこそ 「まな板の上の鯉」状態(ーー;) 昨夜あまり寝れなかった為 手術台の上で何度かウトウトしてました。 しばらくしたら先生も来て、 事前に前回は手術の時痛くてパニック状態になってしまった、 と話してあったせいか 「今日は麻酔の専門の先生だから痛くない様にしてくれるよー。 安心していいからねー。」と言ってくれました。 その内、助っ人の先生達もぞろぞろ来ました。 最初、2人手伝いを頼んで3人でやると聞いていたのですが その内の1人が、もう1人連れて来たらしく 「すごいよー。Kodebuさん。先生が今日は四人もいるよー。」と先生。 今回は背中からの麻酔も一発でOK。 いよいよ準備が整ってきたようで、 首から足まで布がすっぽりかぶせられました。 一度に目が冴えて緊張・・・。 おまけに麻酔が効いてきたら気持ち悪くなって・・・ 「気持ち悪い、戻しそう。」と言ったら麻酔の先生が 何かしてくれたらしく、吐き気が治まってきました。 (麻酔の先生はずっと私の顔の横にいて様子を見ていてくれました。) 「じゃあ始めるよー。」の一言で 前回を思い出し体が硬くなる。 その時誰かが右手をギュッと握ってくれました。 見ると助産婦さんが私の手を握って励ますように頷いていました。 お陰ですごく落ち着きました(泣) 始まってみると麻酔が効いているとはいえ痛い(ーー;) でも今度こそはしっかり産声をきいてやるー!と耐えていました。 手術を始めれば10分やそこらで赤ちゃんは出てきます。 「今から出すよー。」と声が掛けられ いよいよだーっと思ったのになかなか産声が聞こえない。 思ったより赤ちゃんが大きくてなかなか出てこないらしく 「うわぁーでかいねぇ~。」などと言いながら 私のお腹をグイグイ押しているのがわかりました。 その内、内臓を引っ張り出される様な感じがして 元気な産声が聞こえました。 横に付いていた麻酔の先生が一足先に見に行って 「元気な女の子だよー。」と教えてくれました。 それから5分程して、きれいに洗って青い布にくるまれた 赤ちゃんを助産婦さんが見せてくれました。 夢にまで見た、初対面の感想は 「で・・・でかい(-_-;) 初々しさがないなぁ。」 ・・・でした。 お腹の中に長くいてちょっと大きくなりすぎたんですね。 3900グラム位ありました。 長男は約2800グラム。1キロも違う~^^; <先生に手術前日、先生に質問したこと> 手術前の説明の時、3人目を出産する事は可能か? という事を質問しました。 それはお腹を開いてみないと何とも言えない、と 言われました。 前回(一人目の時)の帝王切開時のキズの具合・・・ 前回の傷口と内臓がひどく癒着している場合は これで(2人で)子供は終わりにして下さい、と言われました。 前回、手術をした執刀医の腕が悪い場合、 または、本人が癒着等しやすい体質などが原因になるそうです。 「一人目の時に雑な手術をされてて、お腹を切ると 腸なんかと傷口が癒着しててすごい事あるんだよ~。」 と言ってました。 やはり病院選びって大切ですね・・・。 でも手術の腕ってこっちじゃわかんないですよね^_^; ちなみに私は手術中、先生に 「お腹の中、綺麗だよ~、3人目OKだよ。」 と言われ、後から助産婦さんにも 「前回の手術跡、子宮のどこ切ったかわかんない位 綺麗だったよ。腕のいい先生だったのね。」 と言われました。 前回の総合病院は不信感満々になってしまい 病院を変えたけど、丁寧に処置してくれて やっぱり感謝すべきですね・・・。 それと陣痛が来なかった理由・・・ あくまで先生の推測ですが、 通常より子宮が薄いと、強い陣痛が来た時 破裂する危険があるので防御反応として 体が陣痛を起こさせない様にする場合がある。 お腹を切ってみたら子宮の中の赤ちゃんが 透けて見えそうな位だったので もしかしたら、そうかもしれないよ、と 言われました。 だとしたら・・・ 大昔なら私はお腹の子とともに・・・\(◎o◎)/! 現代に生まれてきて良かったよおぉ~(T_T) そして上2人が帝王切開での出産になった為 自動的に3人目からは予定帝王切開での出産となったのでした。 ジャンル別一覧
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